auひかりの概要をメモしているページです。
概要
auひかり(エーユーひかり)とはKDDIによる光ファイバー(FTTH)網を用いたサービスを提供するブランドである。
KDDIの「光プラス」と東京電力の光ファイバー事業TEPCOひかりが統合し、「ひかりone」の名称でサービスが開始された。
特徴
高速・大容量下り最大100Mbpsまたは1Gbpsのインターネット接続サービスのほか、加入電話相当の品質・信頼性・機能を備えたIP電話サービス、多チャンネルテレビ放送、約7000本からなるビデオ・オン・デマンド(VOD)を一本の光ファイバーで提供している。
高速光アクセスネットワークを複数に分岐するGE-PONを用い光ファイバーを直接宅内に引き込むホームタイプと、VDSL、構内LAN等で提供するマンションタイプ(20戸以上)、小規模住宅向けのマンションミニタイプがある。
- プラン「ホームタイプ」※一戸建て向けは2011年6月、関東圏、北海道、九州、四国地方を主として24都道県で提供されている。
- プラン「マンションミニ」は4都県(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)
- プラン「マンション」については各都道府県の主要都市で提供されている。
契約プランについて
東海4県と近畿2府4県はホームの提供圏外
KDDIがPNJグループ(電力系通信事業者)の幹事会社ということもあり、三大都市圏で電力会社の100%子会社である中部テレコミュニケーション(KDDI・中部電力系列)のコミュファが存在する東海4県と、ケイ・オプティコム(関西電力系列)のeo光が存在する近畿2府4県は「ホーム」の提供圏外である。
プラン「マンション」については東海・近畿とも提供している。
通常のプランのほか、2年間の一括契約を条件に月額利用料を安価に抑えた「ギガ得プラン」を提供している。契約は2年毎に自動更新され、2年毎の更新以外のタイミングで契約を解除したりプランを変更する場合には、契約解除料9,500円(税抜)が必要となる。
対応プロバイダ
- DION
- @nifty
- au one net(旧DION)
- @nifty
- DTI
- BIGLOBE
- So-net
- ASAHIネット
- @TCOM
2006年夏まではDION、@niftyの2社のみの受付となっていた。
その後、急速に対応プロバイダーが増加し
2009年8月、au one net(旧DION)、@nifty、DTI、BIGLOBE、So-net、ASAHIネット、@TCOMの7つのプロバイダーに対応している。また、JPNE(日本ネットワークイネイブラー株式会社)を通じて柏崎インターネットサービスと群馬インターネットに「auひかり(J)」を提供している。
TEPCOひかり(東京電力のFTTH)
TEPCOひかり(テプコひかり)とは、東京電力がかつて提供していた光ファイバー接続サービス (FTTH) です。
「TEPCOひかり」で用いられている回線の最初の起源は、東京電力の専用線である。東京電力は、1978年(昭和53年)に光ファイバーケーブルを日本で初めて実用化した。その後は子会社の東京通信ネットワーク(後のパワードコム)等を通じて通信サービスを提供する一方で、自社本体では一般向けサービスを行なっていなかったが、ダークファイバ等の帯域を活用して一般向けのネットワーク事業を行なうことにした。このサービスの商品名が「TEPCOひかり」(東京電力の英語名略称である「TEPCO」に光ファイバーサービスであることを示す「ひかり」を組み合わせたもの)である。
形態は、インターネットサービスプロバイダ (ISP) が窓口となる一括契約型となっている。マンションタイプでの契約を除くすべての回線は、最大100Mbps占有型であり、近隣利用者の利用状況に影響なく高い品質を保つことができた。また、ISPによっては、光ファイバーケーブルを使った固定電話サービス(IP電話)も使うことができる。
理論的には東京電力の管轄地区(関東地方・山梨県・静岡県の富士川以東)においてのみ提供が可能のサービスではあるが、2006年時点における提供エリアはその中でも東京都とその周辺地区(神奈川県北東部・埼玉県南部・千葉県北西部)がほとんどで、茨城県・群馬県・山梨県での提供はわずかにすぎず、栃木県・静岡県や東京都でも都心郊外にある青梅市などではまったく提供されなかった。また、周辺地区では中心部に限られる場合が多い。
2006年12月15日に、東京電力の通信事業撤退に伴い、TEPCOひかり事業を2007年1月1日からKDDIに移管することが発表され、同社が提供する「ひかりone」(現・auひかり)に統一されることとなった。
2009年12月8日に、TEPCOひかりの回線サービスを2011年9月30日をもって全て終了すると発表された。具体的な終了理由は明確となっていないが、「同等サービス(ひかりone)が他にあり、設備の維持費などが過重にかかるため」と指摘されている。
回線速度について
参考