約2年半使ったSoftbank光のインターネット回線を解約することになりました。
今回の解約の理由は転居です。
今回は、光回線の解約と賃貸マンションの退去時の現状復旧について、実際にあった流れに沿って手続方法の解説と実際の流れを記録しておきます。
Softbank光の解約方法
解約するにはこちらのSoftbank光の解説ページから電話で解約申請を行います。
電話をかける前にMy SoftBankで解約時の違約金などの確認を行います。
解約時の違約金
Softbankの解約時の違約金は9500円です。
2年縛りの2年自動更新ですので解約月以外での解約に際して契約解除料が発生します。
また、NTT西日本のフレッツ光で初期工事費割引が適用されていた場合、NTT西日本のフレッツ光ご利用開始から起算して24ヵ月以内にSoftBank 光を解約すると解約金が発生します。
今回の事例では24ヶ月以上利用していたので工事費の分割料金などの解約金はありませんでした。
解約時の解約料金などは実際にSoftbankのサポートへ電話することでコールセンターの担当者の方から詳しく解説してもらうことができます。
とりあえず電話してみて、解約金や原状回復に関する立ち会いの要否を確認できます。
そこで、電話する前に決めておきたいことがこちら
実際に回線を停止する日時を決める
たとえば今回の例では
11月末日に賃貸マンションを退去します。
それまでに室内の家具や荷物は引っ越しで運び出します。
当然、ネット回線につながるモデムやNTTの終端装置も取り外します。
そのため、室内が完全に空っぽになるまではネット回線を残しつつ、引っ越し作業を行います。
10月28日 解約したいと電話する
11月末日 借りてる部屋を退去する
この期間で回線を退去する月の末日まで残しておくと契約している内容や部屋によっては立ち会いが必要になることもあるので、本当に部屋を解約して鍵を不動産管理会社へ返却するまでに回線停止工事を行う必要があります。
今回の事例では
10月28日に解約申し出
11月7日にNTTの端末返却キットが届く
11月15日までで回線をストップ
※15日分でSoftbankの利用料金は日割りで減額されます
11月16日にNTTの回線停止工事(遠隔操作で立ち会い不要)
となりました。
端末の返却方法については以下
Softbank光の端末とNTT終端装置の返却と工事
解約を申し出る電話をしたら、最短で6日後にNTTへの端末返却用の返却キットが届きます。
Softbankへの返却物に関しては何も届きません。
Softbankへの返却方法
Softbank側への返却は利用者が自分で箱詰めしてSoftbank光が指定する住所へ返却します。
Softbankへの返却物
- Softbankの白いルーター
- 電源ケーブル
- 不要であればLANケーブルも
電源ケーブルは返却必須ですがLANケーブルは任意返却となっていました。
NTTへの返却方法
解約電話でNTT返却用のキットのお届け日を伝えます。
最短で6日後を指定可能、ポスト投函で返却キットが届きます。
NTTへの返却物
NTT終端装置(黒いもの)
光ファイバー差込口の原状回復工事について
光回線を契約する際、あるいは契約途中で1Gbpsの光ハイスピード(隼など)を契約した場合、宅内(借りてる部屋)まで光ファイバーを引き込む工事を行ってる場合は原状回復の問題があります。
今回の事例では光ファイバーを賃貸マンションの借りてる部屋まで通す契約をしました。
開通工事に際して、マンション自体に1Gbpsの回線が通っており、マンション入り口で各部屋の利用者へ分岐させる分電盤のあるタイプの契約「光マンション」というタイプになっていました。
もともとマンションに光ファイバー用の回線が通っていたが、各部屋にはファイバーは通ってるわけではなく、光ファイバー回線希望者のみ部屋までファイバーを引く工事をするタイプ。(工事費2万円かかりました)
このパターンの解約時はNTT側が遠隔で解約工事(回線停止処理)ができるので、解約時の立ち会い工事は不要です。Softbankの回線停止の翌日にNTT側が遠隔操作で回線使用停止処理を行います。
この場合、解約時におけるNTTの工事費用は無料です。
以上で、Softbank側とNTT側への
- 解約手続き
- 端末返却
- 回線工事の現状復旧
は終了
あとは回線停止後、90日以内に端末をSoftbankとNTTへ着払いで送り返すだけです。
返却は着払いでOKです。
さて、もうひとつ疑問が残ったのがこちら
マンション側の現状復旧問題
電話回線のモジュラージャックを使う光回線なら以下の問題は発生しません。しかし、光ファイバーを室内へ引き込む工事を行った場合、賃貸マンションや借家では原状回復の問題がつきまといます。
転居時に自分が引き込んだ光回線のモジュラージャック部分は現状復旧する必要があるのか?という問題。一般的には便利になって次の居住者に対してもメリットしか無いためそのまま残してOKとなっているようです。
しかし、契約時の工事の内容次第では、必要な工事も変わってきます。
もともと電話回線の電話モジュラージャックへケーブルを刺すタイプの光回線だった場合、光ファイバーの光モジュールへ工事した場合に現状復旧義務で元の状態に戻す必要がある場合もあります。
これについては
契約時にマンション管理会社へは現状復旧しなくていいよと言われて工事した場合は退去時の現状復旧工事は不要。
契約時に外壁工事を伴うマンション外壁への穴あけ工事などが会った場合、復旧工事を求めて請求する不動産会社もあるようですが、外壁に穴をあけるという大々的な工事をする場合、大家さんor管理会社に確認してから工事してるはずなのでその際に現状復旧の要否は確認知てることが多いはずです。
今回の事例ではマンション外壁への穴あけ工事などはなく、Softbank光のファイバー工事を申し込んだ時点でマンション側には1Gbpsのファイバーが通っており、マンションの入り口から借りている部屋までの光ファイバー分岐工事だったので現状復旧はしませんよ!と管理会社へ伝えて工事を行いました。
そのため、転居時には光ファイバーのジャックは残したまま転居してます。
不動産管理会社が不要な原状回復を求めてくる場合
こちらの動画が賃貸物件の退去時によくある不動産管理会社による悪徳な原状回復請求に関する対応策を解説されています。
私自身も今回の転居で大いにこちらの動画を参考にして進めているので、これから転居される方は参考にされてみるといいでしょう。
※こちらの動画はネット回線の工事に関する原状回復義務については言及していませんが、賃貸マンションなど賃貸物件で引っ越し転居する際に不動産管理会社からボッタクリされないために知識を持っておけるとても参考になる動画です。原状回復の意味やトラブルに対応してくれるNPO法人の案内など知っておくと引っ越しの不安がずいぶん軽減されます。
回線停止から退去までの空白の期間に使うネット回線
今回の事例では
11月15日にネット回線停止
11月末日に賃貸から退去
という流れなので半月ほどネット回線使えない期間が生まれます。
この期間がかなり不安です。
解約手続き中でネットも途切れたけど、やはり不動産会社から法外なボッタクリ退去費用請求(原状回復の請求)が来るか不安です。
そのため入居者のワタシたちも理論武装(ネットでいつでもググれて調べれる)環境は大切です。
私はとりあえず、今後も持ち歩きで使う前提ですが、ポケットWi-Fiを契約しました。一時的にネットが必要になる場合も想定していつでも解約できる縛りなしWi-Fiを使ってみました。
縛りWi-Fiの601HWを半月ほど使っているのですが、
- メイン回線と違って一時的に使う
- たまに外で使う
といった目的なら本当に便利な回線です。
いつでも解約できるのでとてもありがたいサービスです。
回線速度も非常に安定しておりしばらく継続して使いたいなと思っています。
大阪市内メインでの使用感などまとめていますので、転居に際して一時的にでもなくなるネット回線の代用として、普段遣いの外出用回線として参考になればと思います。