光回線を契約する際、光コンセントがある部屋と光コンセントが無い部屋では回線速度に大きな差が出ます。
光コンセントってどんな形?
光コンセントはこういう形をしています。
光コンセントは「光ファイバーケーブル」を差し込むコンセントです。
併設して電話回線のモジュラージャック差込口がある形状のものが多いです。
これが電話回線の差込口です。
「光」と書かれているのが光コンセントなので、わかりやすいと思います。
ちなみに、これは
電気のコンセントとテレビのアンテナを繋ぐコンセント部分です。
勘違いなさらないようご注意ください。
光コンセントからパソコンまでの接続状態
光コンセントへ「光ファイバーケーブル」を差し込みます。
光コンセントからGE-ONUへ接続します。
ONUから光回線契約先が提供するルーター(ユニット)へつながる
SoftBank光の場合、光BBユニットという便利なルーター兼インターネット自動接続装置が提供されているのでONUからLANケーブルを繋ぐだけで超高速1GBpsの光インターネットに繋がります。無線LAN802.11ac対応なので有線で繋がなくてもスマホやパソコンの無線LANケーブルが1Gbpsでインターネット接続可能となり、実用速度400Mbpsから700Mbps程度が記録されています。(こちらの大阪市内の古いマンションの場合)
残念ながら光コンセントの無いお部屋のほうが多いものです。
私の部屋は築40年の古い古いワンルームマンションです。
そのため、部屋には光コンセントなんて便利なものはなく、、
昔ながらの電話回線差込口があるだけでした。
そのため、SoftBank光(NTTフレッツ光回線)の最高速度である1GBpsで接続するには光コンセント増設の工事が必要でした。
光コンセント回線の工事 たくないFTTH引き込み編
最近の新築マンションなどでは光コンセントを常備する部屋も増えてきましたが、実際のところ、光コンセントが無いお宅は多いはずです。
光コンセントが無いとFTTHが開通できません。
FTTHとは
わかりやすく言うと
光回線のファイバーをお部屋まで繋ぐ回線のことです。
工事について
実際にインターネット回線を接続するお部屋までNTTの電気工事士さんが来ます。
工事に際して、建物に光ファイバーケーブルをつなぎます。
電線からつながるFTTH
光ファイバーケーブルを集合住宅へ引き込みます
集合住宅(マンションなど)の分電盤から
各お部屋へ光ファイバーを繋ぐという大掛かりな工事です。
マンション壁内の光ファイバー回線はこんな感じです。
NTTさんの説明を引用するとこんな感じです
室内工事 光コンセントを新設
通常はNTT側の工事は
旧型の電話モジュラージャックの部分を光コンセントに変更する工事となります。
室内の古いモジュラージャック差込口を取り外します。
取り外した電話モジュラージャック差込口
NTTからの電気工事士が持参する「本物の光ファイバー」
数百メートルある光ファイバーが持ち込まれます。
これをマンションへ引き込んだ電柱からつながる光ファイバーへ接続します。
そして最後はこの目印(差込口)を取り付けて完成です。
光コンセントから細い光ファイバーが出てきて、ONUというNTTから提供される終端装置につながる仕組みになっています。
引越しでの撤去作業
このような古いマンションの場合、FTTH光ファイバーを引き込むことで「元の借りた部屋の状態」ではなくなります。
そのため、引越しの際は原状復帰義務があるので、せっかくの光回線も撤去する必要が出る場合もあります。
通常、マンションの管理会社へ光ファイバーの原状復帰が必要かどうか確認すれば支持が出ますので管理会社、あるいは大家さんへ問い合わせましょう。
私の場合、
「便利になるんだから現状復旧しないよ」
と伝えて工事を申し込みました。
開通時に話を通しておくのもおすすめです。
光コンセントの形状 種類
マンションや一戸建てで多く使用されている形状が以下の2種類です。
一体型タイプと分離型タイプがあります。
分離といっても電源コンセント部が離れてるだけです。
どちらも「光」あるいは「光コンセント」と文字で表記されています。