WiMAXは工事不要で、家でも外でも使える高速インターネット回線です。
とても人気で契約時にキャンペーンなどもあり、気軽に契約したくなる回線です。
しかし、その人気のWiMAXも契約に際してはメリットばかりではありません。
ここではWiMAXのデメリットを理解して契約後に損しないための項目を解説します。
WiMAXのデメリット
以下に羅列する項目はWiMAXの特徴でもありデメリットとなる部分です。
- 使えないエリアがある
- 建物の壁や障害物に弱い
- 最大通信速度が出ない
- 高速移動に弱い
- 3日で10GB超えると速度制限がある
- 公式UQWiMAXでは月額が安くない
- 格安プロバイダで契約すると3年後から高くなる
7つのデメリットを
それぞれ解説していきます。
WiMAXが使えないエリア
山間部、離島では電波が届かないエリアがあります。
周辺に国道や高速道路、電車の線路などが無い山間部の方は契約の際はサイトに記載される通信エリアのチェックを忘れずに。
※それ以外のエリアでは繋がることのほうが多いです。
建物の壁や障害物に弱い
デメリットの2つめ
WiMAXは以下のようなシーンでは通信ができなかったり、通信速度が著しく遅くなったりします。
閉ざされた地下室
窓が一切ない壁に包まれた鉄筋の部屋
最大通信速度が出ない
WiMAXのデメリット3つめ
これは最大通信速度がどう転んでも出ないこと。
WiMAXのベストエフォートでの最大通信速度は440MBpsです。
WiMAX最新ルーターを使えばLTE回線との併用で理論上1Gbpsを超える機種もあります。
しかし、
そんな最速をイメージするW06(ファーウェイ端末)でも現実的には極稀に60Mbps出る程度。実際は10Mbps~20Mbps代がいいところです。
とはいえ、
VDSLの光回線でもこの程度の速度ですから場所によっては光回線並みかそれ以上の回線になるときもあります。
ADSLの回線では2Mbps~10Mbpsが多いためWiMAXはADSLよりは数倍速い回線です。
高速移動に弱い
WiMAXがサービス開始したころからの課題です。
WiMAXは自動車など移動物の車内では通信が途切れます。
これは壁に弱い、移動に弱いという2つのデメリットが重なって起こる途切れです。
今はけっこうつながるようになった
サービス開始当初は車の中で使うとよく途切れたものですが、WiMAX2+になってからは
- 電波使用エリアの拡大
- LTE回線の併用
- モバイルルーターの性能向上
などの技術的環境の進化もあり、移動車内でもずいぶん繋がりやすくなりました。
新幹線や地下鉄など公共の乗り物の場合、あらかじめ車内にアンテナが装備されるなど、よほどの地方に行かない限り、今は移動物の中でも電波は繋がります。
3日で10GBの通信制限がある
ギガ放題でも3日で10GBの制限があります。
参考
データ使用量の目安 YouTube事例
公式UQWiMAXでは月額が安くない
本家WiMAX生みの親「UQ WiMAX2+」
本家UQWiMAXで契約すると、他社プロバイダのような初月1,680円や2ヶ月間3,780円などの割引期間がありません。
そのぶん、UQWiMAXでは何年使っても月額がお上がらないというメリットはあります。
格安プロバイダで契約すると3年後から高くなる
UQWiMAXWiMAX以外の月額が安いプロバイダでWiMAXを契約すると、3年後からの料金が高くなります。
UQWiMAX以外の他社(ブロードWiMAXやカシモWiMAXなど)では3年経過すると月額料金が月々6,000円程度まで跳ね上がります。
3年で解約するならUQWiMAXでは損をします。
4年使うなら間違いなくUQがお得です。
以上のようなデメリットがあるWiMAXです。
WiMAXを契約する際は
1,回線そのものの性能的デメリットを回避すること
(居住エリア、使用場所の問題)
2,契約時のプロバイダ選びで失敗しないこと
(キャンペーンと契約期間の総支払額を確認する)
が大切です。
これらを注意しつつWiMAXのメリットを理解しましょう。
WiMAXのメリット
- 持ち運びできるので外出先でも使える
- 家では5GHz無線LANが使えるので混戦しない
- 通信速度が速い
- 光回線よりも月額が安い
- 月間データ使用量の上限がない
- 開通工事不要でスグ使える
持ち運びできる高速回線
WiMAXはベストエフォート440Mbpsですが、実際はそこまで速度が出ない。
とはいえ、稀に外出先で異様なほどの高速通信を行うことができます。
それは公園やオープンカフェなど、壁や鉄筋に囲まれていない場所での通信です。
持ち運んでオシャレにカフェでパソコン作業。
そんな使い方ができるのがWiMAXの個性であり最も素晴らしい特徴です。
家では5GHzの無線LAN規格で混線なし
無線LANの電波は2.4GHzと5GHzがあります。
2.4GHzは家庭内のBluetooth製品や電子レンジ、エアコンなど家電製品と混線することが多く、Wi-Fiによるインターネット無線が2.4GHzの場合、混線してよく途切れます。
しかし、5GHzの電波を使用することで周波数が異なるため2.4GHz無線とは混線しなくなります。その結果、非常に高速でつながりのよい無線LAN環境が生まれます。
※5GHz無線はWiMAXルーターで切り替え設定可能です。建物内でのみ使用できる周波数ですので、屋外では2.4GHzで使うよう気をつけましょう。(法的に義務付けられています)
通信速度が速い
最速をイメージするW06(ファーウェイ端末)でも現実的には極稀に60Mbps出る程度。実際は10Mbps~20Mbps代がいいところです。
とはいえ、
VDSLの光回線でもこの程度の速度ですから場所によっては光回線並みかそれ以上の回線になるときもあります。
ADSLの回線では2Mbps~10Mbpsが多いためWiMAXはADSLよりは数倍速い回線です。
光回線よりも月額が安い
光回線は一般的な料金が
月額5,200円~8,000円程度(オプションの有無により変動)
光回線でもっとも安いSoftBank光でも月額4,700円です。
しかし、WiMAXは月額料金が
3,880円で固定です。
月額4000円未満で使い続けることで
1年間で14,000円程度
3年間で52,000円程度
と、かなり通信費を抑えることができます。
月間データ使用量の上限なしギガ放題
WiMAXはギガ放題プランを選択すれば月間のデータ使用量に上限がなくなります。
3日間で10GB使うと通信速度が低下する「速度制限」はありますが、月間の通信制限は一切ありません。
つまり、ポケットWi-Fi(Yahooモバイルや他のWi-Fi)のような月間7GBや20GBなどという異様に低い制限のせいでパケットを毎月買い足すような余計な出費が出ません。
月額固定料金のままギガ使いたい放題です。
申し込み完了で最短翌日から快適インターネット回線
WiMAXは申し込んで次の日にはモバイルルーターが届きます。
WiMAXルーターが届けば電源ONですぐにインターネット回線が繋がります。
これも、光回線や他のインターネット回線ではできないことです。
申し込みやすさもWiMAXの魅力の一つです。
まとめ
WiMAXはデメリットもあるので、
主に使う場所
インターネットを使う内容
3年で解約するか継続するか
このあたりを注意することでずいぶんお得に契約できます。
以下に3年間のトータルコストと契約時のキャンペーンでそれぞれの契約先(プロバイダ)を比較しています。
WiMAXおすすめプロバイダー比較表
※スマホで閲覧お方はスマホをヨコに向けて御覧くださいm(_ _)m
プロバイダ | 3年間の総額費用 | 実質月額 | CB | 評判 | 備考 |
BroadWiMAX | 126,626円 | 3,517円 | 0円 | 最新機種で契約可能 | |
GMOとくとくBB | 125,280円 | 3,480円 | 5000円 | 最新機種も選べて月額も安い | |
UQ WiMAX | 147,680円 | 4,102円 | 10,000円 | 最新機種も選べるが月額は基準値3年以上使うなら断然オトクです | |
BIGLOBE WiMAX 2+ | 130,320円 | 3,620円 | 30,000円 選べる |
最新機種も選べて月額も安い | |
カシモWiMAX | 133,368円 | 3,704円 | 0円 | 使用機種は限定される | |
DTI WiMAX2+ | 129.670円 | 3,601円 | 0円 | オプション加入など条件あり | |
3WIMAX | 141,470円 | 3,929円 | 0円 | オプション強制の評判が悪い | |
家電量販店 | 154,752円 | 4,298円 | 0円 | オプション強制の評判が悪い | |
au WIMAX | 159,312円 | 4,425円 | 0円 | 特にオトクなポイントもない |
※CB = キャッシュバックの略
※UQ Flatツープラス ギガ放題 3年での費用計算
キャンペーンでのキャッシュバックを差し引いて計算しています。
キャンペーンにより3年間の利用総額は若干の変動があります。
WiMAXおすすめキャンペーンの比較はこちら