【重要】ドコモ光のVDSLがもうすぐ使えなくなる?2026年1月31日でサービス終了します。
ドコモ光のVDSLマンションいつまで使える?

NTT東日本・西日本が提供するフレッツ光のVDSL方式は、2026年1月31日をもってサービス提供を終了することが発表されています。
ドコモ光はフレッツ光の回線を利用しているため、現在VDSL方式で契約している方は、それまでに光配線方式(FTTH)へ切り替えないとインターネットが使えなくなってしまう可能性があります。
VDSLは2026年2月1日以降使えなくなる(ドコモ光)
NTT東日本・西日本は、2023年10月23日に「フレッツ 光ネクスト マンションタイプ VDSL/LAN配線方式」などの新規受付を終了し、2026年1月31日までにFTTHへの移行工事が完了しなかった場合は、VDSL/LAN方式のサービスが利用できなくなると 発表しています。
ドコモは、光ブロードバンドサービス「ドコモ光」において、「光配線方式の装置(光スプリッタ)」と「VDSL/LAN配線方式の集合装置」が併設されている一部建物にて「VDSL/LAN配線方式」をご利用のお客さまについて、通信速度が速い「光配線方式」をご利用いただくこととさせていただきますので、お早めに移行工事のお申し込みをいただきますようお願いいたします。
移行対象となるお客さまには、ダイレクトメール等により「光配線方式」への移行手続きのご案内をさせていただきます。なお、対象建物において、2026年1月31日(土曜)までに光配線方式への切り替え工事が完了しなかった場合は、VDSL/LAN配線方式のサービスが継続利用いただけなくなりますが、対象のお客さまは「光配線方式の装置」が併設されている建物であるため、光配線方式への切り替え工事を実施することで、引き続きアクセスサービスがご利用いただけます。
「光配線方式」をご利用できないお客さまについては、引き続き「VDSL/LAN方式」にて「ドコモ光」をご利用いただけます。移行対象のお客さまは「光配線方式」への移行に伴う工事費は無料※となりますが、お客さまの都合などにより、申し込み後一定期間内に移行が完了しない場合は無料の対象外となります。
お申し出内容や工事内容によって無料の対象外または追加料金が発生する場合があります。
現在FTTH光配線が利用可能な建物なのにVDSL回線を使っている世帯の方はVDSL終了と同時にインターネット回線が使えなくなります。
そのため、
FTTHが使えるマンションの場合は現在利用中のドコモ光でプランの切り替えを申請しましょう。
インターネット回線が使えなくなるのはFTTH導入済みのマンションのみです。
VDSしか使えないマンションはVDSLのまま変わらず使えます
現状VDSLしか使えないマンションの場合は、今後もそのままVDSL回線を使い続けられます。
※VDSLとFTTHの配線方式の両方が使えるマンションの場合のみ、VDSLが完全に使えなくなるだけなので、2025年のいまVDSLしか使えないマンションはこの先もずっとVDSLは使えます。
しかし、それが逆に今後の課題でもあります。
多くのマンションではFTTHによる「光回線を導入工事自体ができない」というのが2025年の現実です。
NTT回線のVDSLからFTTH回線へ乗り換えたくてもマンション管理会社(理事会)が工事を進めてくれない以上、FTTHでの乗り換え先が無いのが現実です。(NTT以外のauのVDSLやケーブルテレビ回線などは2026年以降も問題無く使えます)
世間ではFTTHによってインターネット回線は1ギガがあたりまえ。日本中で1Gbpsが標準化しているのにVDSLマンションは世間の10倍遅いインターネット回線しか使えないんです。
VDSLしか使えない集合住宅は非常に多いです。2010年以前に建築されたマンションはかなりの割合でVDSLしか使えないマンションです。
今の回線がFTTHかVDSLか?確認する方法
すでにFHHTを利用している世帯では室内に光コンセントというものがあります。
光ファイバーが直接室内まで通っています。
光コンセントはこういう形をしています。

VDSLを使っている場合

VDSL終了の場合、古い電話線のモジュラージャックを使っています。
電話のモジュラージャックからNTTのモデムという古い装置に電話線で接続されています。

NTTでFTTH開通可能か?チェックする
調べ方はすごく簡単です。お住まいの集合住宅の住所を入力することでFTTH開通可能かどうか?
すぐに答えが出ます。
- 100Mbpsが可能(光アクセス)の場合、VDSLしか使えないマンションです。
- 10Gが提供エリアとなった場合はFTTHが利用可能なマンションです。

ドコモ光のVDSLから光配線(FTTH)へ変更するには?
そもそもドコモ光のVDSL方式とは?

VDSL方式とは、マンションなどの集合住宅で利用される光回線の配線方式の一つです。
- FTTH(光配線方式): 電柱からマンションの共用スペース、そして各部屋まですべて光ファイバーで接続する方式。通信速度が速く、安定しているのが特徴です。
- VDSL方式: 電柱からマンションの共用スペースまでは光ファイバーですが、そこから各部屋までは既存の電話回線を利用して接続する方式です。
VDSL方式は、建物内の大規模な工事が不要なため、多くの集合住宅で採用されてきました。
しかし、電話回線を経由する構造上、通信速度が最大100Mbpsに制限され、外部のノイズにも影響されやすいというデメリットがあります。
FTTH光配線方式とは
光配線方式(FTTH)とはインターネット回線の基地局からお住まいの室内まで光ファイバーを通して、光通信によってインターネット接続するものです。通信速度は1Gbps~10Gbpsで非常に高速です。
| 配線方式 | 最大通信速度(下り) | 最大通信速度(上り) |
|---|---|---|
| FTTH | 1Gbps | 1Gbps |
| VDSL | 100Mbps | 100Mbps |
FTTH(光配線方式)は主に戸建て住宅で使われています。
今後はマンションでもFTTHが基本となります。(工事できるマンションや新築マンションの場合のみ)

今回のVDSLサービス終了は、より高速で安定したFTTH方式への移行を促すための措置です。
現在VDSLのドコモ光を利用中で、お住まいのマンションがFTTHに対応している建物の場合は早急にFTTHプランへの切り替えが必要です。
ドコモ光でプラン変更(マンションの速度変更)の費用
FTTH導入済みマンションで、VDSL100Mbpsからドコモ光200Mbps、1Gbpsへ速度プランの変更に際して、ドコモ光のシミュレーターでは工事費用が発生します。

同じドコモ光で回線速度を向上させるなら、この機会にプロバイダーに合わせて光コラボへ乗り換えるとお得な場合もあります。
工事費用が発生する場合は転用、事業者変更で乗り換えると工事費用無料キャンペーンで出費がなくFTTH回線へ切り替えすることも可能です。
転用、事業者変更の解説はこちら
VDSLしか使えないマンションの場合
2025年現在、VDSLしか使えないマンションの場合、今後もずっとVDSL回線は使えます。
切り替えの必要はありません。
しかし、そこが大問題です、
今後も遅いVDSLのままになってしまいます。
世間では下り1Gbpsが基本となる中で、VDSLマンションマンションだけが下り100Mbpsという遅いインターネット回線のまま取り残されることになります。
テレワークが普及してる現代でVDSL回線は作業効率的にも不利です。
オンラインゲームで応答性が問われる時代に世間より10倍遅いインターネット回線では不利な麺が多いです。
テレビでは動画が4K8Kが標準化してるのにVDSLでは4Kすら安心して視聴できません。
時代の流れから、VDSLマンションでも100Mbpsを超える高速回線への切り替えも検討する必要性が迫られるかもしれません。
多くのマンションがFTTHへ変更できないまま
FTTH化するには、マンションの共用スペースから各戸まで光ファイバーケーブルを通す工事が必要になります。この工事を行うには、マンションの管理組合やオーナーの許可が不可欠です。
もし管理組合などが工事を許可しない場合、残念ながらその建物ではドコモ光(およびその他のフレッツ光回線を利用するサービス)をFTTH方式で利用することはできません。
お住まいのマンション自体がFTTH化の工事を許可していない場合で高速な1ギガ回線を使うには?
(VDSLしか使えないマンションの場合)
マンションがFTTH光配線工事を進められない理由
私が居住しているマンションの事例を紹介します。
大阪市内1998年建築の築20年以上のマンションの事例です。
以前からVDSLしか使えないマンションでは光配線の導入を検討されることはありました。
しかし、多くのVDSLマンションでは工事費用の捻出が課題となっており、FTTH導入ができていません。
住人から徴収するマンション管理費、修繕費の積立は基本的に居住に際して絶対必要な建物の外壁補修や破損修復などに当てられますが、インターネット回線の改善目的で使われることがありませんでした。
※VDSLとFTTHの配線方式の両方が使えるマンションの場合のみ、VDSLが完全に使えなくなるだけなので、2025年のいまVDSLしか使えないマンションはこの先もずっとVDSLは使えます。
そして、そこが大問題です!
VDSLしか使えないマンションはずっとそのまま、だから、古いマンションの場合、管理組合が大規模な工事を許可して進めない限り、居住者のネット環境はこの先もずっとVDSLです。
ドコモ光VDSLも同じです。
世間一般のネット回線は下り1Gbpsが標準になってるのに、いまVDSLしか使えない集合住宅の場合は今後もずっと世間の10倍遅いままです。
わたしのマンションもVDSしか使えなくて、引っ越さない限り一生世間より10倍遅い回線を使うしかないので悩んでいました。
一生このままローン払って遅い回線か、、と嘆いていました
NURO光、auひかり、eo光など、目に付く光回線すべて申し込みしました。
しかし、どちらの回線もマンション自体に光ファイバーを通せないため契約不可能でした。
諦め切られず、毎年申込みしてますが、結果は同じです。
そして、2025年になってそんなVDSLマンションでも1ギガの高速回線が使えることがわかりました。
調べに調べた結果、
ごく一部のマンションに限定されますが、J:COM NET 1GというコースならVDSLマンションでも1ギガ回線が使えるんです。
J:COM NET 1Gコースという下り1ギガの回線がうちのマンションでも使えると知って本当に舞い上がりました(笑)
それを知った日、2025年4月2日
その日にJ:COM NET 1Gコースを契約しました。
現状VDSLしか使えないマンションの選択肢
現状VDSLしか使えないマンションは残念ながら、今後もずっと、2026年2月以降、ずっとVDSLのままです。
しかし、
より高速な回線の選択肢はあります。
その2つの回線を以下に案内します。
J:COM NET 1Gコース(下り最大1Gbps 上り最大100Mbps)
J:COMは、NTTとは異なる独自のケーブルテレビ回線を使ってインターネットサービスを提供しています。建物の手前にあるNODEまでは光ファイバーで接続、NODEから建物内は同軸ケーブルを使った高速化技術により下り最大1Gbpsを実現しています。
こちらも建物にJ:COMの設備が導入されていれば、簡単な宅内工事だけで高速な1Gコースを利用できる可能性があります。
ただし、対応エリアが限定されていますので、利用可能な場合は、VDSLマンションで選べる最速の光回線となります。

| サービス | 最大通信速度(下り) | 最大通信速度(上り) |
|---|---|---|
| J:COM NET 1G | 1Gbps | 100Mbps |
| VDSL | 100Mbps | 100Mbps |
J:COM NET 1Gのエリアチェック



常時400Mbps~600Mbps出て大満足です。

auひかり マンションタイプG(G.fast方式)全国対応
G.fast方式はVDSLの後継技術です。
auひかりが提供する「タイプG」は、G.fastという最新技術を利用したサービスです。NTTのVDSLマンションは終了しますが、auのVDSL回線は今後も継続して利用可能です。
G.fast方式はVDSLと同じように既存の電話回線を使いますが、通信速度はVDSLよりも大幅に高速化されています。FTTH化の工事が難しいマンションにとって、非常に有力な選択肢となります。
全国対応なので、多くの方の選択肢となります。

| 方式 | 最大通信速度(下り) | 最大通信速度(上り) |
|---|---|---|
| G.fast | 664Mbps | 166Mbps |
| VDSL | 100Mbps | 100Mbps |
auひかりマンションタイプGのエリアチェック
お住まいのマンションがタイプGに対応しているかどうか?
こちらの取次店(auひかりSo-net)で確認できます。
マンションタイプGに対応しているかどうかチェックできます。so-net auひかりの申込みページで対応していればマンション名にG16、G8など戸数に応じた対応記号が表示されます。
まとめ
- ドコモ光のVDSL方式は2026年1月31日にサービスを終了します。
- 早めにFTTH(光配線)方式への切り替え手続きを進めましょう。
- マンションの都合でFTTH工事ができない場合は、インターネットが使えなくなる前にFTTHへ切り替えが必要です。
- FTTH工事ができないマンションでもVDSLより高速化するにはauひかりやJ:COM NET1Gの検討が必要です。


