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光回線が引けないマンションで代わりのインターネット回線

光回線が引けないマンションで代わりのインターネット回線

分譲マンション、賃貸アパートのインターネット回線が光回線なのに下り最大100Mbpsしか出ない場合、その建物が光回線が引けないためVDSLという配線方式しか使えないことが原因となっています。

 

光配線方式の光ファイバーが引き込めない集合住宅

NTTの光回線を使うマンションタイプの契約プランの多くがこのVDSLという配線方式になっています。

実際VDSLマンションから光配線(FTTH)への変更は複雑で困難です。

特に築20年以上の古いマンションでは配線方式の変更自体が困難な場合が多いです。

光回線が引けない理由

 

光配線方式への変更が困難な場合のおすすめ回線を比較

サービス 最大速度/実測値 月額料金 特徴 配線方式
J:COM NET 1Gコース 下り最大1Gbps 上り最大100Mbps
下り実測300~600Mbps 上り90Mbps
5,280円 集合住宅で使える下り最大1ギガ回線 CATVと光ファイバー
ハイブリッド方式
auひかり マンションタイプG 下り最大664Gbps 上り最大166Mbps
下り実測300~600Mbps 上り140Mbps
4,180円 VDSLのまま下り最大664Mbps下り164Mbps 電話線と光ファイバー
G.fast VDSL方式
ホームルーター 下り最大4.2Gbps 上り最大40Mbps
下り実測200Mbps 上り5~10Mbps
5,280円 下りはVDSLの2倍以上、上りは遅い(10Mbps程度) 5Gモバイル回線(無線)
VDSLのまま 下り実測80Mbps 上り80Mbps 5,680円 安定しているならそのまま使いたい 電話線によるVDSL配線

光回線の代わりに集合住宅でも使える1Gbps回線の解説

光回線が引けない代わりの1ギガ高速インターネット回線は?

 

以下、

まず、配線方式の違いを理解しましょう。

VDSLとは

光回線が引き込めないマンションのインターネット回線の配線方式はほとんどの場合VDSL方式となっています。

VDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line)とは、主にマンションやアパートなどの集合住宅で利用されるインターネットの接続方式の一つです。

伝送速度は下り最大100Mbps上り最大100Mbpsです。

建物までは光ファイバーケーブル、建物内の共用スペースから各部屋までは既存の電話回線を利用してインターネットに接続します。

VDSLの仕組み

VDSL方式では、電柱から建物の共用スペース(MDF室など)までは高速通信が可能な光ファイバーケーブルが引き込まれています。

そこから各戸へは、すでに配線されている電話回線(メタルケーブル)を使って接続します。

このため、「光回線」として契約していても、建物の一部で電話回線を利用するVDSL配線方式となっています。

VDSLは建物までは光ファイバーで繋がるけど、建物内の各世帯へは電話線で分配されます。

光配線方式とのスペック比較表

項目 VDSL方式 光配線方式
配線方法 電柱→MDF室(光ファイバー)
MDF室→各戸(電話線)
電柱→IDF→各戸(光ファイバー)
最大速度 100Mbps 1Gbps
実際の速度 10~80Mbps 200~600Mbps
配線距離による速度低下 受けやすい 受けにくい
4K動画視聴 途切れやすい スムーズに視聴可能
オンラインゲーム それなりにプレイ可能 快適にプレイ可能

 

VDSLの速度

VDSL方式の通信速度は、最大で下り(ダウンロード)100Mbps、上り(アップロード)も約50〜100Mbpsです。

一方で、建物全体に光ファイバーケーブルを引き込む「光配線方式(FTTH)」では最大1Gbps(1,000Mbps)以上の速度が出ます。

メリットとデメリット

メリット

導入が容易:既存の電話回線を利用するため、大規模な回線工事が不要で、短時間で導入できます。

料金が比較的安い:大掛かりな工事が不要なため、VDSLのマンションプランはFTTH光配線方式のプランに比べて利用料金が安価な傾向にあります。

デメリット

通信速度が遅い:FTTH光配線方式に比べて最大速度が低く、特に大容量のデータ通信やオンラインゲームには不向きな場合があります。

ノイズの影響で通信が不安定になりやすい:電話回線は電子レンジなどの家電製品が発する電磁波(ノイズ)の影響を受けやすく、通信が不安定になることがあります。

回線の混雑で不安定になりやすい:同じ建物内の利用者と回線を共有するため、利用者が多い時間帯は速度が低下しやすくなります。

 

FTTH光配線方式とは

光配線方式は光ファイバーをお家の中まで引き込む配線方式で、FTTHは(Fiber To The Home)の略です。

一般的に光回線とはこのFTTH光配線方式のプランを言います。

 

集合住宅の場合、FTTHは電柱から建物、各世帯の部屋の中まで光ファイバーを通す配線方式です。

戸建て住宅では光配線方式FTTHという配線方式が主流です。

集合住宅でも比較的新しい建築物ではFTTHが導入されています。

 

光配線方式(FTTH)では、各戸まで光ファイバーが直接つながっているため、距離による影響を受けにくく、安定した高速通信が可能です。

築年数の古いマンション集合住宅では、この光配線方式が導入できないためVDSL方式(下り最大100Mbps)の回線を使う古い配線方式の契約になってしまいます。

FTTHか?VDSLか?確認する方法

いまの固定回線がVSLかどうか以下の方法で判断できます。

 

光コンセントの有無で判断

すでにFHHTを利用している世帯では室内に光コンセントというものがあります。

光ファイバーが直接室内まで通っています。

光コンセントはこういう形をしています。

これがFTTH 光コンセントの実物だ!

光コンセントは差込口に「光」あるいは「光SC」と書かれたマークがあります。

光コンセントは一体型で電話線のモジュラージャックやコンセント、テレビアンテナ差込口が一体になった一体型の形状のものもあります。

こちらも光ファイバーの差込口には「光」あるいは「光SC」マークがあります。

 

VDSLを使っている場合

VDSLの場合はシンプルです。

昔ながらの電話線の差込口からモデムに繋がっている場合、その契約回線はVDSLのマンションタイプです。

 

電話のモジュラージャックからNTTのモデムという古い装置に電話線で接続されています。

 

古いモジュラージャックと光コンセント 見た目の違い

古いタイプの電話モジュラージャックと光コンセント一体型

 

モデムとONU

壁面から接続するNTTから提供される終端装置にも違いがあります。

 

VDSLの場合、昔のADSL同様のモデムという端末が電話線のジャックから接続されてます。

電話線でモデムに接続されている場合はVDSL配線です。

VDSL例

 

光配線方式(FTTH)の場合はこのようなGE-ONUという光終端装置が光ファイバーと繋がって設置されています。光ファイバーで光コンセントから繋がっている場合はFTTH光配線方式です。

FTTH例

 

これらの違いで、今お使いのインターネット回線がVDSLなのか?見分けることが可能です。

光回線を通せない理由

光回線を引けないマンション集合住宅の場合、建物の構造上配管スペースが無い場合が多いです。

そこに光配線の工事を行うには大掛かりな工事が必要です。

そのため分譲マンションならマンション理事会、賃貸マンションならマンションオーナーが建物全体のFTTH化(光配線化)の工事を実施しない限り光配線に切り替えることはできません

現実的には大掛かりな建物全体の改修工事が必要となるためかなり高額な工事費用が必要になります。この費用を住人全体で負担することの実現が非常に困難です。結果、VDSLマンションはほとんどが工事できないまま、今後もVDSL配線のままになることが多いようです。

 

多くのマンションで光配線方式への変更が困難な理由

理由 詳細 対処法
建物構造の問題 建物に光ファイバーを通す配管がない 配管新設工事が必要
初期投資の負担 集合住宅の各1戸あたり10-30万円の工事費 住民全体での費用負担
管理組合の合意 工事申請に向けて住民の過半数以上の同意が必要 提案書作成・説明会開催
事業者の対応※ NTTに収益メリットのない住人が少ない小規模マンションは対象外 NTT回線以外を検討
相応の契約数が必要※ 戸数が多いマンションで全住人の契約を約束しNTTの収益にメリットが必要 住人全員に光契約の同意をとる

※築年数が古いマンションでは、構造上の問題で配管スペースがない。

※ほとんどの場合、光ファイバーを通すスペースが確保できない場合があり光回線を開通することができません。

※NTTが該当建物で収益性をクリアしないと工事に着工できないという理由もあるそうですが、NTTのVDSLが敷設されてる場合はそこはクリア出来ている場合もあるようです。

※NTTのダークファイバーを使うNURO光やauひかり(一部エリア)の場合は、NTTに準ずる形となります。(ダークファイバーとはNTTが使ってない予備の光ファイバー網のこと。NTTの回線です)

 

現状VDSLのマンションでは光配線工事に向けた意見書作成、理事会の審議通過、NTTの利益対象クリアなど壁が大きすぎて現実的には光配線化を達成するのは非常に困難です。

 

光回線が引けない代わりの高速インターネット回線

光回線が引けない集合住宅は非常に多いです。

2010年以前に建築されたマンションはかなりの割合でVDSLしか使えないマンションです。

そんな光回線が引けないマンションでも1ギガ級の高速回線の選択肢はあります

 

VDSLマンションの選択肢比較表

光配線方式への変更が困難な場合の代替案を比較しました。

サービス 最大速度/実測値 月額料金 工事の必要性 安定性
J:COM NET 1Gコース 1Gbps
300~600Mbps 上り90Mbps
5,280円 簡易な室内工事のみ
auひかり マンションタイプG 664Mbps
300~600Mbps 上り140Mbps
4,180円 簡易な室内工事のみ
ホームルーター 下り200Mbps 上り5~10Mbps 5,280円 不要
VDSLのまま 下り80Mbps 上り80Mbps 5,680円 不要

ホームルーターやモバイルルーターなどと比べるとVDSLのほうが実際の通信速度は高速で十分安定しています。しかし、世間では下り最大1Gbpsの回線が標準になっています。VDSLのより高速な回線を使いたい、そんな要望も少なくありません。

FTTHの工事が困難な場合でも最大速度で100Mbps以上の回線の選択肢はあります。

特に、J:COM NET 1GコースとauひかりタイプGは、既存の集合住宅内にある配線を活用して劇的に速度向上を図れる現実的な選択肢です。

 

J:COM NET 1Gコースについて

J:COM NET 1Gは、同軸ケーブルを使用した高速インターネットサービスです。J:COMの同軸ケーブルはDOCSIS3.1という規格を達成しており下り最大1Gbpsの通信が可能です。(下り最大1Gbps 上り最大100Mbps)

J:COM NET 1Gコース下り最大1Gbps上り最大100MbpsとなりVDSLマンションで選べる最も高速なインターネット回線です。

 

ただし、J:COM NET 1Gコースは対応エリアが限定的です。

また、対応マンションが限られています。

J:COM NET 1Gコースが展開している都道府県は以下になります

北海道|宮城県|茨城県|群馬県|埼玉県|千葉県|東京都|神奈川県|京都府|大阪府|兵庫県|和歌山県|山口県|福岡県|熊本県|大分県

 

対応可能かどうか公式サイトのエントリーフォームから住所入力で確認可能です。

 

【対応確認方法】あなたのマンションは1Gコースに対応してる?

「J:COM NET 1Gコース」があなたのマンションで利用できるかどうかは、J:COMの公式サイトで確認できます。

確認手順

J:COMの公式サイトにアクセスします。

申し込みボタン、あるいは料金シミュレーションから進めてエリア対応に進みます

郵便番号を入力してエリアを設定します。

 

住所からお住まいのマンションを選択して進めるていき、「1Gコース」が表示されれば1ギガ回線を使えます。

最短4日で開通可能です。

J:COMの公式 対応マンション確認→

 

 

注意点

高速回線は1Gコースというプランです。

J:COM NET 1Gコースは、光配線方式に並ぶ高速インターネットサービスとして注目されています。(特別な料金プランに該当すれば月額料金もお得です)

 

G.fast auひかりマンションタイプGについて

VDSLしか使えない集合住宅で、100Mbpsを超える回線はもうひとつあります。

それがauひかりマンションタイプGというプランです。

G.fast技術を使用したauひかりマンションタイプGについて

G.fast技術とは

建物の電話線を使って通常のVDSLのの6倍の通信速度が可能な次世代VDSL技術です。通信速度は下り最大664Mbps、上り最大166Mbpsとなっています。

 

auひかりマンションタイプGの特徴

項目 内容
最大速度 664Mbps(下り)/166Mbps(上り)
月額料金 4,180円
工事 マンションタイプVからの切り替えのため実質無料
対応エリア 限定的
必要設備 G.fast対応機器

G.fast技術は、既存のVDSL設備を活用しながら大幅な速度向上を実現する画期的な技術です。

 

マンションタイプG導入の条件

  1. 既存のVDSL設備がG.fast対応可能であること
  2. auひかり側が導入を判断するため、住人から指定はできない

利用方法

auひかりマンションタイプGの対応チェック

so-net auひかり タイプG対応チェックはこちら

 

お住まいのマンションでG8、G16という対応マンションの表記があればマンションタイプGが利用できます。

 

光回線の代わりとなる高速なホームルーター比較

J:COMNET1GコースやauひかりマンションタイプGが対象外なら、ホームルーターも選択肢です。

5Gエリア内で使うホームルーターはVDSLなど100Mbpsの光回線よりは高速な伝送速度が可能です。

それぞれの「ホームルーター 速度比較」や「料金プラン」、「キャンペーン

サービス名(5G端末) 月額料金(税込) 端末代(税込) 最大下り速度 データ容量 主なキャンペーン例 こんな人におすすめ
docomo Home 5G (HR02) 5,280円 71,280円 (36ヶ月利用で実質無料) 4.2Gbps 実質無制限※ キャッシュバック、ドコモスマホセット割 速度と安定性重視、ドコモユーザー
SoftBank Air(Airターミナル6) 5,368円 71,280円 (36ヶ月利用で実質無料) 2.1Gbps 実質無制限※ キャッシュバック、ソフトバンクスマホセット割 手軽さ重視・初期費用を抑えたい、ソフトバンクユーザー
WiMAX +5G (Speed Wi-Fi HOME 5G L13) 5,280円 実質無料27,720円 4.2Gbps 実質無制限※ (プラスエリアモードは月30GB上限など条件あり) キャッシュバック、月額割引、au/UQモバイルスマホセット割 より高速で安定した通信を求める方、自宅以外でも使いたい方
Rakuten Turbo(楽天ターボ5G) 4,840円 41,580円 2.1Gbps (5G Sub6) 実質無制限※ (楽天回線エリア内) 端末代割引、楽天ポイント還元、 楽天ユーザー、契約期間縛りなしを求める人

※データ容量「実質無制限」について: 各社とも、ネットワーク混雑回避のため、短期間に著しく大容量のデータ通信を利用した場合など、通信速度が制限されることがあります。

※5Gエリア対応については詳細は各社の公式サイトでご確認ください。

UQ WiMAXの5G対応エリア例

日本地図の赤い色のエリアは5G対応です。

UQWiMAXのページで確認可能です。

 

5Gホームルーター実際の速度比較表

通信キャリアが提供するホームルーターのおすすめランキングです。

回線名 端末名 公式最大速度 5G実測速度(下り) 実測速度(上り) 平均Ping値
WiMAX +5G Speed Wi-Fi HOME 5G L13
SIMフリー
下り最大4.2Gbps
上り最大286Mbps
約200-680Mbps 約15-70Mbps 約30ms
docomo Home 5G HR02
SIMフリー
下り最大4.2Gbps
上り最大218Mbps
約170-280Mbps 約20Mbps 約38-45ms
SoftBank Air Airターミナル6 下り最大2.1Gbps
上り最大838Mbps
約100-200Mbps 約20-25Mbps 約32ms
Rakuten Turbo 楽天ターミナル5G 下り最大2.14Gbps
上り最大218Mbps
約45-60Mbps 約10-15Mbps データ不足

 

ホームルーターがVDSLよりも高速で通信できる条件は

  • 5Gエリアで使用すること
  • 接続端末は3台程度まで

という条件をクリアすれば、下りは100Mbps以上出やすく、快適な通信環境となりやすいです。

一人暮らしの方ならホームルーターも固定回線として制限なく使いやすいのではないでしょうか。

Airターミナル5/6を使う最新のSoftBankAirやドコモホーム5Gも都心部では5G通信なので高速です。

特にWiMAX 5Gで最新のホームルーターL13を使うと、ダウンロード速度はかなり高速です。

 

※筆者が実際に使って良かったホームルーターはSoftBankAirとWiMAXです。

UQ WiMAX +5G (ホームルーターSpeed Wi-Fi HOME 5G L13)

 

5Gエリアの確認はこちら

5Gエリア以外ならVDSLのほうが速いのでエリア対応は必ずチェックしてください。

ページの下の方でエリア確認可能です。

 

高速で安定のインターネット回線を使いたいなら

古い集合住宅では現実的には光配線方式への変更が困難ですが、建物が対応していればJ:COM NET 1Gコースなどの代替案により、大幅な速度向上は可能です。

VDSL回線の代わりに家族で使う固定回線として選ぶならホームルーターよりもauひかりマンションタイプGやJ:COMの1Gコースが安定度が高く快適です。

一人暮らしなど、インターネット回線に接続する端末が少ない利用者ならホームルーターも良い選択肢と言えます。

 

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