2021年、インターネット回線は
光ファイバーケーブルを使用した
ギガスピード(下り1Gbps)が
スタンダードになりつつあります(FTTH)。
そんなギガスピードの
インターネット回線を契約したいと思っても、
築20年以上経過したマンションでは
回線工事ができないという理由で
ハイスピードなインターネット回線が契約できません。
特に分譲マンションの場合です。
住宅ローンを組んで
長らくお住まいの分譲マンションなどでは
光回線の工事ができないケースが増えています。
ソフトバンク光に申し込んだけどマンションギガが使えない
ソフトバンク光はNTTのフレッツ光回線を使用した光コラボレーションモデルのインターネット回線です。そのため、お住まいのマンションがNTTで工事ができないマンションのリストに登録されていれば、ギガスピード1Gbpsの超高速インターネット回線は契約できません。
ただし、従来型のVDSLという電話回線を経由した光回線は契約可能です。
- VDSL光回線は下り 100Mbps
- FTTH光回線は下り 1Gbps~10Gbps
電話回線ベースの光回線(VDSL)と光ファイバーを部屋まで繋ぐ光回線(FTTH)では10倍以上の速度差があります。
FTTHとは
Fiber To The Homeの略です。
光回線がインターネット界からマンションまで光ファイバーで繋がり
さらに光ファイバーを自宅まで引き込んで繋ぐ回線です。
※光ファイバーを引き込んだ光回線
一方VDSLというのはインターネット界からマンションまで光ファイバーで繋がり
マンションの分電盤から自宅までは電話回線(メタル回線)を使用する回線です。
※昔ながらの電話回線ジャックがVDSLの配線
どちらも光回線には違いないのですが、
VDSLはFTTHに比べて10分の1の速度しか出ません。
ソフトバンク光に申し込んだけど、
思ったほどスピードが出ない。
という口コミを見かけることがありますが、
おそらく、ギガスピードではなく
従来型の光回線(VDSL)を
知らず知らず契約してる方も多いみたいです。
実際のところ100Mbpsでも
不足のない速度ですが、
動画などをバンバン
送信したりする人にとっては
100Mbpsでは少し物足りない
(遅い)と感じることでしょう。
ちなみに、
我が家も築20年超えの分譲マンションで
ソフトバンク光を使ってます。
プランは「光マンション」です。
マンションギガへ変更したいと問い合わせしても、
契約申込時に
「マンション自体がギガプランに対応してない建物なので無理です」
と言われるだけです。
なんで無理なの?
と食い下がっても
「マンション管理会社へ問い合わせてください」
で終わりです。
マンションプランもギガマンションも料金は同じなのに、とても残念です。
マンション管理会社へ問い合わせても無理
通常、分譲マンションの場合は工事等、共益費の使用の可否はマンション理事会で議決の上すすめることが多いです。
なので、マンションに光ファイバーを通したいなら
- 理事会へ出席
- 議決で決議
- その上で管理会社へ提案する。
結果、建築法や積立予算で問題なければ工事可能となります。
こういう流れが必要なので
現実的には無理だと思っておきましょう。
無理です。
ゴールが遠すぎる
賃貸も同様です。
まず無理です。
※分譲で許可が出た事例がれば教えて下さい。
ソフトバンク光マンションのデメリット
ソフトバンク光マンションのデメリットは
どの速度のプランでも月額料金が同じというところです。
マンションにお住まいでソフトバンク光を契約する場合
ソフトバンク光にはマンション用のプランが3種類あります。
- マンションギガスピード(下り1Gbps)
- マンションハイスピード(下り200Mbps)
- マンション(下り100Mbps)
以上の3種類になります。
10倍の速度差があるのに料金は同じです。
マンションが光ファイバーによるFTTHに対応していない場合かなり損です。
回線速度
※NTT東日本、NTT西日本とも同じ
回線タイプ | 配線方式 | 下り最大速度 | 上り最大速度 |
マンション・ギガスピード | 光ファイバー(FTTH) | 1Gbps | 1Gbps |
マンション・ハイスピード | 光ファイバー(FTTB) | 200Mbps(1Gbps) | 100Mbps |
マンション | VDSL方式(電話線) LAN方式(LANケーブル) |
100Mbps | 100Mbps |
※FTTBとは:Fiber To The Buildingの略。マンションまで光ファイバーだがその後の配線品質は建物によるといったもの。
契約するプランの選び方
契約プランはお住まいのマンションの構造により勝手に決められます。
ここ大事です。
マンションの構造で勝手に決まります。
ソフトバンク光マンション用の回線
ソフトバンク光マンションタイプには3種類の回線パターンがあります。
- 光ファイバー(FTTH)
LAN(FTTH)
電話回線(VDSL)
建物に光ファイバーケーブルが届いている場合、FTTHの最も高速な光回線1Gギガを契約することができます。
マンションが光ファイバーに対応していないケースが多く、その場合はVDSLという従来の電話回線を使用した光回線を使うことしかできません。
その場合は、部屋までインターネット回線を個別費引き込むVDSLによる光回線と、マンション自体がインターネット回線を各部屋へ分配するLAN回線による光回線のどちらかの契約をすることになります。
2005年以前の築マンションはVDSLになるケースが多いです。
賃貸の場合はまれにLANによる分配方式になるケースが有るという感じです。
同じ料金でも建物(マンション)が光ファイバーの引き回しに対応していなければ最大100Mbpsの旧式の光回線での契約となります。
もっと速い回線を使いたい
ソフトバンク光ではマンション自体がギガプラン不可の場合、どうしようもありません。
これはソフトバンク光に限らず以下の光回線事業者も同じです。
ドコモ光、OCN光、ビッグローブ光、So-net光プラス、@nifty光、DTI光、ぷらら光、enひかり、楽天ひかり、AsahiNet光、IIJmioひかり
どの回線もフレッツ光回線を使った光コラボレーションモデルです。
NTTで工事不可の建物はギガプランの契約は不可能です。
従来型のVDSLによる下り最大100Mbpsの光回線は使えます。
でももっと速い回線を使いたい。
という場合は
工事不要のSoftbankAir 下り最速433Mbps
JCOM光 下り最速320Mbps
これらの回線しかありません。
これらは建物から部屋までの配線引き回しに置いてNTTの回線に依存しません。
マンション建物内での配線引き回しをVDSLによって落ち込む100Mbps
JCOMはケーブルテレビ回線の同軸ケーブルを使用して320Mbpsが可能
SoftbankAirは電気コンセントの配線からの配線なので建物によっては433Mbpsとなります。